宮崎駿監督の『魔女の宅急便』で演出補の重責を担うなど、彼の直弟子ともいえる片渕須直。実力・可能性ともにアニメ作家としてポスト宮崎駿の呼び声も高い彼が、8年も大事に暖めてきたのがこの『アリーテ姫』(原作:ダイアナ・コールス「アリーテ姫の冒険」〈学陽書房刊〉)である。次々と作品が消費されていく時代で、永遠に人々の記憶に残る作品を創りたい!と構想・脚本を手がけてきた意欲作。これが21世紀を担う実力派・片渕須直監督の劇場用長編アニメ初監督作品となる。


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