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アリーテ姫(声:桑島法子)
何のとりえもない自分だが、人並みに生きる資格があるはず。せめてこの手で出来る何かを見つけだそう。城の姫君でありながら、そう考える彼女は、ひそかに城を抜け出し旅に出る。だが、その旅は長くは続かない。 |
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魔法使いボックス(声:小山剛志)
一千年の昔に滅びたはずの魔法使いのたった一人の生き残り。世界の片隅の魔城で、いつか訪れるであろう同族を永遠に待ち続ける。だが、待ち続けるためには、まずアリーテという名の小娘を始末しなければならない。水晶玉がそう予言したのだ。 |
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魔女(声:こおろぎさとみ)
盗まれ失った魔法使いの力の源である水晶玉を探して旅し続け、アリーテ姫の城にやって来る。長い長い人生で心が擦り減っていたが、アリーテの「人生には何か意味がある」という言葉によって自分を見つめ直す。だが、再会したアリーテは魔法にかけられ心を閉ざしていた。魔女は、こっそりと、三つの願いをかなえる金の指輪をアリーテに贈る。 |
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アンプル(声:高山みなみ)
魔法使いボックスの城下の村人。村に水をもたらすことと引き換えにボックスに食事を届けるのが祖母の代からの彼女の仕事。ボックスの会話に上るアリーテに自分に似た何かを感じ、いつか姫君と言葉を交わす機会の訪れを待っている。 |
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グロベル(声:沼田祐介)
長く待ち続けるボックスの退屈を紛らすため、話し相手としてカエルから作られた下男。ボックスの手下。再びカエルに戻されることを恐れている。 |
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王様
アリーテ姫の父。王として国民のために国を治める。あらゆることを、すでにあきらめてしまっている。動かない。 |
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騎士ダラボア
人々も称える勇敢な騎士にしてアリーテ姫の求婚者のひとり。姫と結婚して国を治めたいという野望を抱き、その権利を得るため魔法の宝(魔法使いの遺物)を探す旅に出る。 |