映画の中では2、3カットしか出てこないハリネズミなのですが、いざ描くとなると動いているハリネズミを見た事がないのに気づきました。ハリネズミってすばやいの?トロイの?体は固いの?柔らかいの?さっぱりわからない(ノルシュテインのハリネズミは2足歩行だし)。これは本物を見るしかない。調べてみると、富士サファリパークのおさわりコーナーにいるらしいのですが、入場料があまりに高いのでリタイア。埼玉県東松山のこども自然動物園でその姿をゲット!入場料420円でした(喜)。
  また、トゥナイト2の「淋しい独身OLのなぐさめ」の番組にハムスター、フェレットなどに続いてラブリーなハリネズミの姿も(つまり、一人暮しのマンション、アパートでも飼えるペットって意味ね)。タイトルにだまされて見ててヨカッタ(幸…?)



 
ボックス城の地下泉でカエルだらけの場面を担当したT氏。「カエルは5、6匹描いてCGで増やして置く」という話だったのですがうまくいかず、結局全部描くことに。


 隕石の参考には渋谷の五島プラネタリウムで大枚500円を払って米粒ほどの隕鉄を買いました。そういえばもう五島プラネタリウムも閉館とか…。淋しいです。



 何か参考になる映像が出るかと、多摩六都科学館の「しし座流星群」の講義を聴きに行ったんですが、ホントに講義だけでした。眠くて眠くて…(睡)



 
アリーテがボックスの地下牢に閉じ込められる場面担当のN氏。ネズミがいっぱい出てくるので参考意見を聞こうと、スタジオ○○のアニメーターで植物や小動物を描かせたらこの人の右には出る人はいないという○○○さんに連絡をとりました。○○○さん、「それはなにネズミですか?」う…(汗)。即答できないアリーテ側スタッフ。それ以来、チラッッと出てくる飛ぶ鳥なんかも全部図鑑で調べて、種類を決めて描く事となりました。ちなみに地下牢のネズミは後日あらためて○○○ネズミと決まりましたとさ。さすがは○○○さんでした。


 
金色ワシの作画も大変でした。もとの原画によりリアルに、より重厚に、修正画をのせていきます。一体どんな建造物の設計図なの?という細かいパース図を1枚1枚描いていかなければなりません。それから動画作業をし、出来上った動画に塗り分け指定をいれていきます。コインチョコの殻を見ながら、金色に見えるよう、光って見えるようせっせと塗り分けました。せめてホントの金を見ながら描いてみたいもんだわよ。トホホ…。(騎士の献上する犬足の宝石箱など、金色はCG処理と思われるんですけど、全部手書なんです。(泣)しつこいですけど。)



 流星群の光がアリーテの地下牢やボックスの部屋に射しこむ場面は担当のM氏が自室に射しこむ国道のトラックの光を参考に作画したそうです。そう言われてから見るとそんな気も…?(CGと思われる方もいらっしゃるのですが、全部手描きです。)



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