「アリーテ姫」で、大変だったなぁと思ったのは、何といっても金色ワシのヌリ分け作業です。動きじたいはそんなに大変ではなかったのですが、ヌリ分けとなると!まるでパズルを解くように少しずつコツコツやりました。しかも、作業している段階ではどのような画面になるのか、かいもく見当がつきませんでした。できあがった画面を見て、すごいなぁーと思いました。すべては浦谷さんの創造力のたまものですね。あれをCGで作ったと思う人もいるかもしれませんが、そう見えるなら、それはそれで、うれしいかもしれません。

 話しの中盤に登場する、花びらが舞うシーンのうちの1カット。 一体誰がこの動画をやるのかとびくびくしていたら、自分が大当たり。 花や花びら1つ1つに異なる動きや、全体のバランスを考えていたら、結局1ヶ月近くもかかってしまった。でも、実際に登場した時間はほんの数秒。 苦労は報われなかった…あぁ。

 アニメーション界に入ってはじめてかかわった作品なので思い出深いです。 作画過程をほとんど知らずの動画作業で、皆々様に大変迷惑をかけたと言うことが一番でしょうか?(スミマセンでした) ともかく迷惑をかけたものの、自分には大変いい経験になったので◎(ニジュウマル)です。  P.S. 大ヒットしたらいいな。


当初予定していた、作画枚数が、途中で倍に増えたときには びっくりした。

 

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