『モチモチの木』のダビングを終える。 開始間際に効果音到着。徹夜で貼り付けたというその音の入ったハードディスクを接続、先週まとめた人の声、月曜日に出来上がってきた音楽といっしょに出して見る。 空気感。原作の文章だけで読めば、のどかな藁葺の下に住んでいるかと思われた豆太とじさまが、いかに苛酷な環境で生活していたことか。それが、効果音ひとつで表現される。 遊ぶ豆太の笑い声。友だちもなく、大木を前にひとりはしゃいでいる。その孤絶感。 絵本の絵に、具体的に発想した音どもを乗せてゆくことで、図った以上の空間と世界が作り出される。その不思議。 そこから細部の詰めが始まる。 「最初の音で完璧と思ったのに」と、クライアントの方。 以後、4時間。音、完成する。
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