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[棚、落下する](2003年05月22日(木))
またこのところ収まりきらなくなって畳の床を占領している本を上にあげるため、棚を吊ろうと思う。すでに六畳間の鴨居の三面はそうやって架した棚に占領されている。
六畳間の縦方向に縦通させるわけだから、3.6メートル何がしかの長さの板が必要なのだが、DIY屋さんにはそんなに長いのはないので、2メートルくらいの板を買って来て、接着して延長する手段に出る。
という方法で以前はうまくいったのだが、今回は失敗した。接着面積の設計を完全に間違った。接合部の強度が、見るからに非常に弱いものが出来上がってしまった。
案の定、鴨居に載せた「棚」は、中央から二つに折れつつ墜落して最期を遂げた。
その惨状に、排気ガスの漏れによる熱で主桁を溶かして、翼を真っ二つに折って墜落した九九式飛行艇広廠1号機のことなど思い出してしまう。東京湾に落ちた九九式は、追浜に残骸を可能な限り引き上げて事故調査を行ったが、しかし、この2メートル弱かける二本の「棚」の残骸は、どうしたものだろうか。設計が変なので、「板」として別用途にも使えない。なんというものを自分は作り出してしまったのだろうか。
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