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[悶絶の日々の中で](2003年05月16日(金))
親知らずを腫らしてしまったので、歯医者に通っている。
歯医者にいっていない間は、痛くて痛くて、ほとんど寝転んだり、臥せったりして過ごしている。それが、もう数日もつづいている。
年甲斐もないが、水平置歯なのである。しかも、横の歯の根元に突っかけていくのならともかく、まともに顎の骨を突き抜いて口に横から生え出ようとでもいうような方向に向いて埋もれている歯なのである。
だいいち、当初、親知らずを五本持っていた。全部で三三本の永久歯があったわけである。成人以来これまでに何軒か診てもらった歯医者さんの一軒では、「もともとお猿さんから人間に進化する過程で、如何に歯の本数が減ってきたか」というお話まで滔々と聞かされてしまった。
その親知らずも、過剰歯も含めて三本まで抜いたので、残り二本なのだが、一本はまともにきちんと生えており、最後の最悪の一本が今回腫れた。
「これを抜く気なのなら、口腔外科の先生に診てもらわなくちゃもう駄目」といわれていたし、今回はなんだかいつもに増して格別に痛いので、そのような治療をやってくれそうな歯医者さんを探した。
で、今日は、「覚悟が決まったら」と予告されていた抜歯の日。
何しろ、出てこないときは顎の骨を削る、とまでいわれており、こちらもそれなりの覚悟を決めて臨んだのだが、開始後しばらくして妙なことになった。すでにメスで切開し、当の親知らずの頭が露出しているというのに、麻酔が「驚くほど(先生談)効いていない」のである。肝心の抜く歯が痛くてたまらない。今まで埋もれていた歯が、はじめて何かを触っている、という感激もあらばこそ、とにかく痛い。
自分なりに思うに、どうも一昨日来の痛さのあまり鎮痛剤を呑みすぎてしまっていたせいなのかもしれない。
ということで、本日は一時間かけたがこれで中止、再縫合、続きはまたいつか、ということになってしまった。
ともあれ、一度切開して内圧が下がったので、痛みが引いて本当に驚くほど楽になっている。今、口の中を縫った糸が入ったままなのだが、もうこのままでもいいや、と思うくらい。
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