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[生殺与奪は天にあり](2003年09月02日(火))
鳴きそびれまいと蝉が渾身の声をあげている。
そでに、秋の虫の声が混じり始めている。
七年土中に待って、たまたま地上に現れたその年がこんな夏だった蝉は不幸だ。
そんな弱った蝉を、猫はたちどころに捕らえてバリバリと食う。
「その種がいくら環境に適応してたかて、運が悪かったらそれまでやないか。人に踏まれたら終わりやないか」
と、ダーウィンに逆らっていた、今は亡き進化学者の言葉が頭を過ぎる。
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