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[久々に会う](2001年10月25日(木))
今作っている短編(実はそんな仕事もやっている)の件で、録音監督早瀬氏と打合せをもつ。そのあと昼飯を食いながら野球好きの早瀬君と日本シリーズの話題などするうち、『アリーテ』のダビングの最中「巨人軍劇的優勝」の瞬間を見たことを思い出す。東京テレビセンターのスタジオの大きな投影スクリーンにテレビ放送をつないで、そんなものを見ていたのだった。
ダビングは、それまでの作業で用意されたそれぞれの音素材を確認し、その入る位置を決めてゆくプリミックスからはじまる。
2000年9月20日水曜日、午前11時にテレセン入り、304スタジオで仕事を始める。
まずは、BGMの入る位置を決めて張り付けてゆく。音楽の位置は千住さんと相談して綿密に決め込んだあったのだが、音楽の録音と映画そのものの録音ではスタッフが別なのである。ということで、両方を兼ねている唯一の人である監督がそここでのスタッフにそれを伝える。なるほどなるほど、ここでこんなふうにかかる曲だったのか、となる。ここはああいうふうに処理して、ここはこうやれば、とみんなの頭が動き出す。
次いで、エコーをかける必要のある台詞に、それぞれの状況に合わせたエコーを付けてゆく。地下牢とか城内とかやたら多いので、エコーも多い。いろんなパターンを繰り出す。全編は8巻に分けられている。前半の4ロールまでエコー付けしてこの日は終了。
23時半である。終電に間に合う。まだ序の口なのである。
なかなか「巨人軍優勝」まで話が進まないのだが、明日につづく。
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