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[流星の雪辱なるか](2001年11月23日(金))
しし座流星群には起きていられる状況ではなかったので、せめてもの敵討ちにとプラネタリウムへ行く。
丸天井に降る流星群は、それ以上に投影機のレンズ・ディストーションのせいで、見事なまでの曲線を描いて飛ぶ。やはり場末な感じが否めない。今は亡き渋谷五島プラネタリウムが懐かしい。あそこは小学生の頃から知っていた。となりの家の同い年の子と子どもだけで電車に乗って渋谷へ出かけ、プラネタリウムを見たあとは必ず東急会館の売店で洋モクのパッケージを真似た煙草型チョコを買ったりした。ラッキーストライクとかキャメルとか。今は呼吸器系に何か支障が生じてしまったらしく、煙草をほとんど吸えなくなってしまっている。
五島プラネタリウム健在だった最後の頃、星を眺めた帰りに売店で隕鉄とテクタイトのかけらを買った。米粒に毛が生えたほどの小片だ。もっと大きければ良かったのに。その子どもじみた想いの分だけ、グロベルが持ち帰る星のかけらは大きくなっている。
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