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[お正月](2002年01月02日(水))
 東京近郊にある実家に顔を出す。『アリーテ姫』が紹介されたパリの催しのパンフレットと、飛行機の本を持参する。どちらも息子の仕事であるというのに我が父は映画の方の本しか手に取ろうとしない。正月早々無骨な機関銃を積んだ飛行機の話をするより、それはその方がのどかなことなので良い。父がほかにも見たというアニメーション映画の手厳しい寸評なども聞く。だんだん話がのどかでなくなる。
 ところで、若い頃にはあまりろくに話もしなかった父であるが、よくよく話を聞いてみると伯父のひとりが戦時中に飛行機技師をやっていたらしいことが判明する。因縁というのはどこに転がっているか分からない。年長者とは日頃からちゃんとコミュニケーションしておかなければ駄目なのだと教えられる。


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